今年の秋冬は穏やかな日が多い印象でしたが、先週村上でもついに本格的なドカ雪が。。
今回の大雪は、特に各地で停電や断水もあったりで、村上市では今年夏の豪雨の影響もまだ続く中、本当に大変な思いをしている方が多くいらしていて、、、
なんとかこれ以上、災害などが起こらないようにと祈るばかりです。
さて、私は外出先で飲むコーヒーが大好きなのですが、冬は外に出る機会そのものが減るので、家では美味しいコーヒーを淹れるためにいつも以上に時間をかけています(自分のため)。
実はコーヒーをはじめカフェインを含む飲料は、身体を冷やすということはご存知でしょうか。
カフェインの血管収縮作用によって、摂取しすぎるとからだを冷やしてしまうそう。。
特に冷えが気になる方は飲みすぎないことはもちろん、飲み方を少し工夫すると良いかもしれません。
今回は、ご自宅でコーヒーを楽しむ際に、少しでも冷えを緩和するためのミルク入りアレンジコーヒーレシピをご紹介します。
海外のレシピを参考にしていますが、村上のような「日本の地方でも買える食材」を条件にアレンジしていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
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1. 冷えとコーヒー
2. これを条件に
4. 作ってみた感想
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1. 冷えとコーヒー
実は私、東洋医学に関心があり、7年ほど前に漢方アドバイザー資格を取得しました。
生理が重かったり、むくみが取れなかったり…、など自分の身体の不調はほとんど冷えが原因であることがわかり、日々の食事でも気をつけるようになったのですが、コーヒーだけはやめられず。。
なんとか、コーヒーを我慢せずにちょっとでも冷えない工夫ができないかな、と試行錯誤していました。
冷え対策としては「コーヒーにスパイスを入れる」だけでも良いのですが、それだけだと私は個人的に味に抵抗があったので、基本的にはミルク入りのアレンジコーヒーにしています。
また、NIJIYA coffeeでは今年から牛乳や生クリームなどの乳製品は不使用となりましたので(理由についてはこちら)、今回も植物性ミルクだけを使用し、また白砂糖も身体を冷やす食材の代表格なので使用しません。
日本の、というか「村上市内のスーパーで手に入る材料」が条件のレシピですので、気軽に試してみてくださいね。
ミルクフォームを作るためのミルクフローサーをお持ちであればラテっぽく仕上がりますが、今回は温めてコーヒーと混ぜるだけにしています。
お持ちの方は、ぜひラテでお楽しみください。
2. これを条件に
・コーヒーはNIJIYAのブラジル/ボンジャルディン農園(極深煎り)を使用
・ほかの材料は市内のスーパー(原信、ウオロク、イオン、業務スーパー)で購入
・エスプレッソマシンなし
今回、なるべくエスプレッソに近い抽出をするため、エアロプレス(+fellow prismo)を使用しています。
家庭用のエスプレッソマシンをお持ちであれば、そちらをご使用ください。
なくてもお持ちの抽出器具でなるべく濃いめに淹れたコーヒー、またはインスタントコーヒーを使用するのも良いと思います。
豆の挽きめは、できるだけ最細挽きがおすすめです。
・基本、温めて混ぜるだけ
今回は、ミルクパンを使って温める・ミルクフォームなし・混ぜるだけのアレンジコーヒーのレシピです。
家コーヒーなので「手軽、簡単、美味しい」を目指します。
同じ材料でもミルクが泡立ってるかどうかで味も気分も全く違います。
「クリーミーな泡じゃなきゃダメ!」という方は、専用のミルクフローサーを買うのもおすすめです。
・乳製品不使用
今回は身体を冷やさないことがテーマなので、アーモンドミルクとオーツミルクを使用しました。
材料はNIJIYAで実際に使用しているものとは異なりますが、手に入りやすいプラントベースミルクの使い方としてご参考になれば幸いです。
3. 家で作れるミルクコーヒー3種
3-1. カルダモン・ハニー・ミルクコーヒー
アーモンドミルクとカルダモン
アーモンドミルクたんぱく質や食物繊維のほか、ビタミンEを多く含みます。ビタミンEは末梢血管を拡張し血流を促す効果があるため、手足の冷えに効果的です。
爽やかで清涼感のある香りとスパイシーな苦味が特徴で「スパイスの女王」といわれるカルダモンはショウガ科の果実。
カレーはもちろん、ケーキなどのスイーツとも相性のよいスパイスです。
血の巡りを良くして発汗作用があるほか、消化を助けたり免疫を活性化したり、さらに鼻詰まりや咳などを抑える効果があるので、特に風邪のひきはじめに取り入れることをおすすめします。
材料
コーヒー豆 18g
抽出用の湯 50g
アーモンドミルク(無糖) 180ml
カルダモン(ホール) 2粒
はちみつ 8~10g
シナモン 少々
作り方
小鍋にアーモンドミルクとカルダモン(ホール)を指で軽く潰して入れ、沸騰しない程度に温める。
2. コーヒーを抽出する。
3. 温めたカップに2とはちみつを入れ、1を茶こしで濾しながら注ぐ。お好みでシナモンをかけてできあがり。
3-2. メープル・スパイス・ミルクコーヒー
クローブ
漢方では、胃腸を温め、体内の冷えを改善する「チョウジ」という生薬で知られています。
料理のほかアロマや香水の原料にも使われるなど汎用性が高く、他のスパイスと比較しても特に抗酸化効果が高水準。身体を温め、アンチエイジングの効果も期待できる食材です。
もしお持ちであれば、クローブのほかオールスパイスやナツメグも相性が良いのでぜひ一緒に入れてみて。
少量しか使わないのでこのためにわざわざ買う必要はないかなと思い、今回は入れていません。
材料
コーヒー豆 18g
抽出用の湯 50g
(エアロプレス抽出)
オーツミルク(無糖) 180ml
メープルシロップ 8~10g
クローブ(ホール) 少々
シナモン 少々
作り方
1. 小鍋にオーツミルクとクローブを入れて、中火で加熱する。
2. コーヒーを抽出する。
3. 温めたカップに2とメープルシロップを入れて混ぜ、1を茶こしで濾しながら注いでできあがり。
3-3. ジンジャーブレッド・オーツ・ミルクコーヒー
生姜と黒糖
生姜はポカポカ食材として真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、加熱するかしないかで成分が変化し、その効果も変わってきます。
今回は手軽さを重視しジンジャーパウダーを使用していますが、できたら生の生姜をすりおろして入れるのが美味しいのでおすすめ。
身体の中心まで温めるには加熱することがポイントなので、すりおろした生姜のエキスはミルクと一緒に加熱しましょう。
(繊維の部分は使いませんが、お味噌汁に入れるなど、ムダなく使用してみてくださいね。)
漢方では「黒い食材」は、冬に特にケアしたい「腎」を守ってくれるといわれています。
黒砂糖もそのひとつで、身体を温めたり、血行を良くしたり、むくみをとるなどの効果が期待できる食材。
もちろん食べ過ぎは禁物ですが、ミネラル分などを豊富に含むため白砂糖のかわりに使用するのはおすすめです。
材料
コーヒー豆 18g
抽出用の湯 50g
(エアロプレス抽出)
オーツミルク(無糖) 180ml
生姜(パウダー) 5〜6振
黒糖 8g
バニラエッセンス 1~2滴
作り方
1. オーツミルク、生姜(パウダー)、黒糖、バニラエッセンスを小鍋に入れ、沸騰しない程度に温める。
2. コーヒーを抽出する。
3. 温めたカップに2と3を入れてできあがり。
4. 作ってみた感想
今回、身体を温めるアレンジコーヒーを、主にスパイスを使って作ってみましたが、一人分のミルクだと思った以上に早く沸くので、ホールスパイスの成分が出切っていない印象が。。(そりゃそうか)
クローブもカルダモンも挽いた状態で使用するか、パウダータイプを購入することをおすすめします。
コーヒーは、コクと適度な苦味のある深煎りで正解でした。
今度、ブラジル以外でも試してみたい。
黒糖もはちみつもメープルシロップも、どれも優しい甘さでホッとできました。
特にジンジャーと黒糖の相性は抜群!
甘さはお好みで調整してみてくださいね。
少しでも、お家コーヒーの参考になれば幸いです。
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